【太陽光発電】パネルの雪がなかなか落ちない場合どうすれば?効果的な方法がこれ

降雪地域での太陽光発電は、パネルの上に積もった雪に悩まされることが多いでしょう。

今回は、野立ての太陽光発電において、パネルの雪下ろしについて考えてみました。

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パネルに雪が積もっている状態の発電量はゼロ!【最悪】

下の画像は、太陽光パネルの上に雪が積もっている状況の売電金額です。

1/1~1/8までの売電金額が、ほぼゼロなのが分かります。

パネルに雪が積もっていて気温も低いため、たまに太陽が出ても雪が落ちなかったのです。

雪が積もっていなければ、1月でもそれなりに発電するはずなので、発電ゼロの状態が続くことは本当に痛手となります。

パネルの雪がなかなか落ちない場合の対処法

パネルの雪がなかなか落ちない場合は、以下の方法で雪をおろしましょう。

  1. パネル下部の雪を腕やブラシでおろす
  2. パネル上部の雪が下部まで滑り落ちてきたら、また1の作業をする
  3. 1、2を繰り返す

①パネル下部の雪を腕やブラシでおろす

パネルの雪を1度に全部おろすのは、とんでもない作業になるので、まずはパネル下部の雪だけをおろします。一部分だけでもパネルに太陽光を当てればその部分は発電するので、発電した熱で雪が溶けやすくなります。

なぜパネル下部の雪をおろすのかというと、下部の雪が落ちないから上部の雪が落ちてこれないからです。また、なぜ下部の雪が落ちてこないかというと、パネルのフレームにひっかかって落ちてこないケースが多いので、人力で落としてあげる必要があるのです。

雪のおろし方はブラシでおろしても良いのですが、おすすめは腕でおろすことです。ブラシよりも傷がつきにくいし、簡単ですよ。

②パネル上部の雪が下部まで滑り落ちてきたら、また1の作業をする

パネル下部の雪をおろすと、パネル上部の雪が徐々にすべり落ちてきます。下で止まってしまうことが多いと思うので、またパネル下部の雪をおろします。

③1、2を繰り返す

1、2を繰り返せば最終的にパネル全面の雪をおろすことができますが、かなり時間がかかるので時間がない場合はできる範囲でやれば良いでしょう。大切なポイントは、一部分でもパネルに太陽光を当てることです。一部分でも太陽光が当たっていれば発熱し、雪が溶けやすくなります。

また、他の方法としては、下のバナーの商品のような長い雪落としを使うのも良いでしょう。
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パネルの雪下ろしでやってはいけないこと

パネルの雪下ろしにおいて、下記の行動はやってはいけないので注意しましょう。

  • お湯をかける
  • 水をかける
  • 金属製等の固いスコップ等で雪下ろしをする

お湯をかける
パネルにお湯をかけてしまうと、急激な温度変化でパネルが破損してしまう恐れがあるので絶対にやめましょう。

水をかける
冬の氷点下で冷たい水道水をかけると、パネルに凍り付いてしまい破損させる可能性があるのでやめましょう。また、水道水にはカルシウム分が含まれており、パネルに汚れが定着してしまう恐れがある点にも注意が必要です。

金属製等の固いスコップ等で雪下ろしをする
金属製等の固いスコップ等で雪下ろしをすると、どんなに注意しても必ず傷をつけてしまうので絶対にやめましょう。手や腕で雪下ろしをするのがおすすめですが、スコップを使うのであればプラスチック製のもので、直接パネルに当たらないように作業しましょう。


まとめ

太陽光発電所の除雪作業はあきらめて、冬期間は基本的に放置している人もいると思います。除雪作業のコストやリスクを考慮すると、やらない方が良いという考え方も理解できます。

ただし、冬期間の発電所の状況把握だけはやっておいた方が良いです。想像以上の降雪や凍結によって、パネル等が倒壊する事故が毎年起きているのです。

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