太陽光発電事業の費用の中で、大きな割合を占めるものが支払利息になります。
この支払利息をどれだけ軽減できるかが、太陽光発電事業成功のキーポイントとなります。
今回は、支払利息を軽減する方法について考えてみたいと思います。
支払利息について
太陽光発電設備取得資金として1,500万円の融資を受けた場合、金利2%で期間15年間の総支払利息額をざっくり計算すると次のようになります。
1,500万円 × 2% × 15年 ÷ 2 = 225万円(総支払利息額)
÷2は何?と思うかもしれませんが、毎月返済することで元金が減っていきますので、総支払利息額はだいたい2分の1になるのです。(銀行は全てこの考え方です。ただし信販会社はアドオン方式といって、上記の÷2が無く、銀行の約2倍の利息を取られる場合があるので注意してください。信販会社でも銀行と同じ方式の場合、残債型ローンという場合もあるようです。)
金利2%のケースでは利息額は225万円なので、金利をたった0.1%下げるだけでも利息額を約11万円減らすことができます。
支払利息を軽減する方法
支払利息を軽減するには、以下のような方法があります。
- 借入時に金利の低い金融機関を選択する
- 貸付条件変更による金利の低減が可能か金融機関に相談する
- 金利の低い金融機関に借り換え出来ないか検討する
金利の低い金融機関から借り入れする
当たり前のことなのですが、金利の低い金融機関から借り入れすることが重要です。
ただし、表面金利だけで判断すると思わぬ落とし穴がありますので、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
金利の低い金融機関に借り換え出来ないか検討する
現在の借入先とは別の金融機関に借り換えできる場合があります。
金融機関にとっては、融資先を探すことが最も重要な業務になっています。太陽光発電設備資金のような1千万円を超える融資は、金融機関は出来るだけ獲得したいのです。
金利交渉次第ではありますが、借り換え出来る可能性はあるでしょう。
貸付条件変更による金利の低減が可能か金融機関に相談する
融資を受けた後でも、場合によっては融資金利を変更してもらえる場合があります。
他の金融機関から借り換えを提案されている等の理由があれば、金利変更に応じてくれる場合があります。
まとめ
太陽光発電事業成功のポイントは、いかに費用を抑えるかが重要になります。
その中でも、支払利息はやり方によってかなりの差がでてきますので、十分に検討するようにしたいものです。
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