東北電力管内で、パワコンの電気料金を定額電灯から変えられずにあきらめている人も多いのではないでしょうか。
実は、東北電力管内でも変更は可能なのです!
筆者が、実際に変更に成功した方法をご紹介いたします。
【基本】パワコンの電気料金は定額電灯
パワコンの電気料金は、最初の契約では定額電灯での契約となります。その後も、ずっと定額電灯のままで継続している人も多いと思います。
以下の表は、東北電力における定額電灯の料金単価です。(2021年)
筆者の発電所はパワコンが9個、エコめがね等付属設備が2個あるので、定額電灯契約の場合は電気料金は2,492円60銭(226円60銭×11)になります。
以下の表は、東北電力における従量電灯Aの料金単価です。(2021年)
パワコンの使用だけなら7kWhを超えることはないので、従量電灯Aの場合は電気料金は261円80銭になります。
【実体験】定額電灯から従量電灯への変更方法
筆者が、実際に定額電灯から従量電灯へ変更した時の流れが以下のようになります。
- 東北電力に電話をする
- 電気工事店に電話をする
- 変更完了
東北電力に電話をする
・自分「電気料金の契約を定額電灯から従量電灯へ変更したいのですが可能でしょうか?」
・担当者「できますよ。ただし、電気工事店を通して申請してください。」
2.電気工事店に電話をする
・自分「電気料金の契約を定額電灯から従量電灯へ変更したいのですが、東北電力から電気工事店を通してくださいと言われました。」
・担当者「分かりました。エコめがねがついているのでコンセント等の追加工事は必要ないと思います。あと、手数料として1万円頂きますがよろしいですか?」
・自分「はい、よろしくお願いします。」
3.変更完了
1~2ヵ月程度で変更完了しました。
【結果】いくら安くなったのか?
変更前
定額電灯 2,617円(1ヶ月)
【内訳】需要家料金 60円50銭
電灯、小型機器料金 2,492円60銭
燃料費調整額 -316円03銭
再エネ発電促進賦課金 380円
↓
変更後
従量電灯A 270円(1ヶ月)
【内訳】最低料金 261円80線
燃料費調整額 -14円21銭
再エネ発電促進賦課金 23円
なんと、2,347円も安くなってしまいました。
20年間で計算すると563,280円も安くなります。手数料1万円払っていますが、これも5か月で元が取れてしまいます。なお、エコめがね等の監視装置がついていないと、別途追加工事が必要になる場合があります。
ちなみに、従量電灯からLooopでんきに変更すると、さらに電気料金が安くなります。
詳しくは、以下の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ
- 東北電力管内でも定額電灯から従量電灯へ変更できる
- 定額電灯から従量電灯へ変更すれば毎月2,300円程度安くなる
太陽光発電の収益性を向上させる方法の一つが、今回ご紹介したパワコンの電気料金を下げる方法になります。やらないと損なので、ぜひチャレンジすることをお勧め致します。
そのほかにも収益性を向上させる方法がいろいろありますので、またご紹介したいと思います。
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