太陽光発電の最適なパネル角度は、雪が降る地域と降らない地域では違いがあります。
今回は、降雪地域において、パネル角度を20度以下にした場合の発電状況についてご紹介します。
パネル角度20度以下の発電所は積雪時にどうなるのか?
積雪があっても、日中の気温が高かったりすると、雪はとけたり落ちたりするので特に問題はないです。
しかし、以下のような条件が続くと、雪はパネルの上に積もったままになります。
- パネル角度 : 20度以下
- 気温 : 0℃以下
- 天候 : 雪・曇り
パネル角度20度以下の場合、気温が0℃以下になると積もった雪はなかなか落ちません。何日も雪が積もった状態が続き、上記の状況が変わらなければ何週間も続く可能性もあるのです。
パネル角度30度以上あれば、たいていは雪の重みで落ちていきますが、設置してしまえば途中からパネル角度を変えることはできません。
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下の画像は、パネル角度20度の発電所の、1月初旬の売電金額です。
1/1~1/8までの売電金額は、ほぼゼロの状態でした。パネルに雪が積もっていて気温も低いため、たまに太陽が出ても雪が落ちなかったのです。
雪が積もっていなければ1月でもそれなりに発電するはずなので、発電ゼロの状態が続くことは本当に痛手となります。
【タイナビNEXT】無料で産業用太陽光発電一括見積り!降雪地域ではパネル角度は何度にするべきか?
結論をいうと、降雪地域でのパネル角度は30度以上にするべきです。
場合によっては40度くらいあっても良いかもしれません。実際、パネル角度30度以上の発電所は雪が積もってもすぐに落ちていきます。
しかし、現実的には30度以上にしたくても敷地面積が狭いことから、20度以下にせざるをえない場合もるのでしょう。
まとめ
- パネル角度20度以下では雪は落ちない
- 雪が積もれば売電収入ゼロ
- 降雪地域ではパネル角度30度以上にするべき
太陽光発電にとって、雪は最大の敵といっても過言ではありません。なにせ、発電がゼロになるのですから。天気が雪でも、パネルに雪が積もっていなければ発電はするのです。
パネル角度は設置してしまえば基本的に変えられないので、最初が肝心ということです。
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